完全版。東京女子医科大学医学部の数学の対策方法の解説

完全版。東京女子医科大学医学部の数学の対策方法の解説

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みなさんこんにちは、元予備校講師です。

医学部受験予備校に行ってなかったら表向きの情報しかネットにはないので対策のしようがないですよね。

行ってても自分から聞かないと情報を教えてくれない先生もいて私が教える事もあります。

情報は少しでも多い方がいいので東京女子医科大学の私なりの対策方法の説明をします。

私は予備校講師を辞めましたが講師をしていた時に授業で生徒に伝えていた内容を解説します。

この記事を見ることで医学部受験予備校に行かなくてよく他のサイトで東京女子医科大学の対策を調べなくてもいいように私なりに細かく内容を書きます。

2015年〜2019年の問題を見て対策方法を説明しています。

 

東京女子医科大学の問題構成

  • 満点:100点
  • 大問数:4題
  • 試験時間:60分
  • 解答方法:記述
  • 大問数:大問1は(1)、(2)大問2、3、4の中の問題数は変動

 

問題の特徴

難易度が高い時もありますが基本的に解きやすいと思います。

解き方が決まっている(パターン)も混ざっている感じがします。

試験時間が60分で大問が4つで全部記述なのですが全部解くのはほとんど無理です。

黄色チャートなら星4まで解ければ大丈夫だと思います。

2019年の福岡大学の問題を普通に解けたら問題なく合格点が取れると思います。

福岡大学の対策の記事は以前投稿しています。

 

2019年の問題の難易度の分析

大問1

数列が出題されています。

難易度は簡単です。

(1)の類題が過去に東海大学で出題されています。

↓です。

 

大問2

数学Ⅲの極限がメインの問題が出題されています。

難易度は簡単です。

 

大問3

場合の数の「〜の倍数になる並べ方」の問題が出題されています。

難易度は簡単です。

黄色チャートに類題があります。

 

大問4

数学Ⅲの極値を持つための条件を求める問題が出題されています。

難易度はやや簡単です。

黄色チャートに類題があります。

 

総評価

問題に癖がないので解きやすかったと思います。

試験時間が60分で計算が多くてミスできないので計算力を付けないといけないです。

数学は70%位は必要だと思います。

 

必要な得点率

全科目合計の合格最低点は非公開です。

今年の数学だと70%は取らないといけない感じがします。

 

浪人に寛容か?

寛容ではないと思います。

思いっきり現役重視の印象です。

2019年の入学者の現浪比は↓です。

  • 現役:49.6%
  • 一浪:23%
  • 二浪:13.3%
  • 三浪:14.1%

 

どの順番に問題を解くかと時間配分

塾や予備校に行ってない高校生や集団授業を受けている浪人生は問題を解く時に最初から解いてないでしょうか?

もししてたらよくないやり方です。

理由は私立医学部の場合は入試の問題でよく知られている解き方だけど試験時間的に解かない方がよかったりやたら複雑な問題は捨てないと試験時間内に合格点を取れなくなるからです。

最初から捨てる問題の時もあります。

最初から解いていきなり捨てる問題だったら解くのが大変だったり解けなくて凄く焦るはずです、、

その状態で問題を解けても解けなくてももやもやした状態で次の問題を解いて冷静な状態で解けるでしょうか?

恐らく無理でしょう、、

だから問題を解くときは↓としましょう。

自分にとって解きやすいかもと思う問題から解くといいです。 

そうすると気持ちが落ち着いて問題を解くことができて試験時間が終わり合格点を取ることができることができるかもしれません。

私が最初に解かない方がいいと思う分野は整数問題、図形問題、確率、場合の数、データの分析などの思いつかないと解けない分野です。

理由は試験の開始直後は緊張しているので思いつかないかもしれないからです。

大問の最後の問は一旦解かずに次の大問に移りましょう。

大問の最後の問より次の大問の(1)が簡単だからです。

時間配分ですが試験時間に対して問題が多いので時間配分は考えず問題を解けるだけ解けばいいと思います。

ちなみに見直しの時間はないです。

 

大学の過去問を使って問題の解き方の練習をしないといけない

捨てる問題を見極める練習や計算用紙の使い方の練習は過去問を使ってすれば実戦形式なので効果的です。

捨てる問題を見極める練習をしないと試験時間が足りなくなるかもしれないので必ずしましょう。

以下の大学の過去問を使って練習するのをお勧めします。

問題が変に難しすぎる大学は省きます。

東京女子医科大学は記述なので記述の大学も含みます、対策の記事のリンクもありますのでよかったらご覧ください。

  • 愛知医科大学(2017年〜2019年が対応している)
  • 川崎医科大学(2018年、2019年が対応している)
  • 埼玉医科大学
  • 福岡大学(2015年以降が対応している)

です。

過去問を解く時は必ず解答時間内に解き計算用紙に計算をしましょう。

練習している時に合格最低点の%を取れなくても本番では自分に合った問題が出題されて合格最低点を超える人もいますので諦めずに勉強しましょう。