完全版。北里大学医学部の入試問題の数学の対策方法を解説

完全版。北里大学医学部の入試問題の数学の対策方法を解説

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みなさんこんにちは、元予備校講師です。

医学部受験予備校に行ってなかったら表向きの情報しかネットにはないので自分では対策のしようがないですよね。

どういう勉強をすればいいか分からないので。

行ってても自分から聞かないと情報を教えてくれない先生もいて私が教える事もあります。

情報は少しでも多い方がいいので北里大学の私なりの対策方法の説明をします。

私は講師を辞めましたが講師をしていた時に授業で生徒に伝えていた方法を解説します。

この記事を見ることで医学部受験予備校に行かなくてよく他のサイトで北里大学の対策を調べなくてもいいように私なりに細かく内容を書きます。

2014年〜2019年の問題を見て対策方法を説明しています。

 

北里大学の問題構成

  • 満点:150点
  • 大問数:3題
  • 試験時間:80分
  • 解答方法:大問1が答えだけで大問2、3が記述
  • 大問の中の問題数:変動

 

問題の特徴

大問1が小問集合ですが記述を答えだけにした問題なので解くのに時間がかかります。

難易度は年度によって変わりますがどうすればいいかが全く分からなかったら捨てた方がいいです。

大問2、3が記述ですが難しいです。

これがバッチリ解ければ国立大学も対応できるはずです。

黄色チャートだとコンパス4、5とEXERCISEができればよくFocus Goldだと星4、5ができないといけません。

試験時間内に全部解くのは恐らく無理です。

過去問で問題を解く練習をした方がいいのですがその説明は最後にします。

次は2019年の問題の難易度についてです。

 

2019年の問題の難易度の分析

大問1

(1)数学IIIの定積分の問題が出題されていて簡単です。

(2)方程式の解の個数の問題が出題されています。

難しくないですが解くのに時間がかかります。

(3)は極座標、(4)は複素数平面が出題されています。

複素数平面は黄色チャートⅢに類題があります。

難易度は標準的です。

 

大問2

確率が出題されています。

(2)は↓を解いたことがある人は難しくなかったと思います。

黄色チャートに類題があります。

(3)C(コンビネーション)と数列の和が混ざった問題です。

一度解いたことがないと解けないかもしれません。

 

大問3

媒介変数で座標を求めてそこから曲線の長さを求まる問題が出題されています。

難易度は標準的です。

 

総評価

標準的だと思います。

北里大学にしては珍しく凄く難しくしてないです。

数学IIIは解き方を知っていれば解ける問題が出題されていました。

計算が多いので計算力を付けないといけないですが。

数学は60%位できれば大丈夫だと思います。

難しいと感じた問題は捨てて大丈夫でした。

 

必要な得点率

合格最低点は↓です。

  • 2019年:56%
  • 2018年:57%
  • 2017年 :67%
  • 2016年:60%
  • 2015年:60%
  • 2014年:68%

最高得点が毎年9割位ですが国立も受ける人だと思います。

 

浪人に寛容か?

寛容でも厳しくもないと思います。

2019年の現浪比は以下の通りです。

  • 現役:45.4%
  • 一浪:15.1%
  • 二浪:18.5%
  • 三浪:21%

 

どの順番に問題を解くかと時間配分

塾や予備校に行ってない高校生や集団授業を受けている浪人生は問題を解く時に最初から解いてないでしょうか?

もししてたらよくないやり方です。

理由は私立医学部の場合は入試の問題でよく知られている解き方だけど試験時間的に解かない方がよかったりやたら複雑な問題は捨てないと試験時間内に合格点を取れなくなるからです。

最初から捨てる問題の時もあります。

最初から解いていきなり捨てる問題だったら解くのが大変だったり解けなくて凄く焦るはずです、、

その状態で問題を解けても解けなくてももやもやした状態で次の問題を解いて冷静な状態で解けるでしょうか?

恐らく無理でしょう、、

だから問題を解くときは↓がいいです。

自分にとって解きやすいかもと思う問題から解きましょう。 

そうすると気持ちが落ち着いて問題を解くことができて試験時間が終わり合格点を取ることができることができるかもしれません。

私が最初に解かない方がいいと思う分野は整数問題、図形問題、確率、場合の数、データの分析などの思いつかないと解けない分野です。 

理由は試験の開始直後は緊張しているので思いつかないかもしれないからです。

大問1は難しすぎると思ったら捨てましょう。

大問2、3は最後の問は一旦解かずに次の大問に移りましょう。

大問の最後の問より次の大問の(1)が簡単だからです。

難易度が高いと解くのに時間がかかるので時間配分は特に考えずに試験時間の限り問題を解けばいいです。

ちなみに見直しの時間はないです。

 

大学の過去問を使って問題の解き方の練習をしないといけない

捨てる問題を見極める練習や計算用紙の使い方の練習は過去問を使ってすれば実戦形式なので効果的です。

捨てる問題を見極める練習は必ずしましょう。

本来捨てるべきなのに無理して解こうとすると試験時間が足りなくなる可能性があります。

捨てる問題を見極めるのはどの大学も共通です。

以下の大学の過去問を使って練習するのをお勧めします。

問題が変に難しすぎる大学は省きます。

北里大学は記述があるので記述の大学を含みます、対策の記事のリンクもありますのでよかったらご覧ください。

  • 川崎医科大学
  • 久留米大学(2014年は解答不能問題があるので解かなくていい、2014年以前は難易度が高すぎる問題もあるため解かない方がいい)
  • 愛知医科大学
  • 岩手医科大学
  • 福岡大学
  • 佐賀大学(医学部)

です。

過去問を解く時は必ず解答時間内に解き計算用紙に計算をしましょう。

練習している時に合格最低点の%を取れなくても本番では自分に合った問題が出題されて合格最低点を超える人もいますので諦めずに勉強しましょう。