予備校講師になってはダメ、大手の講師でも年収が激減する

予備校講師になってはダメ、大手の講師でも年収が激減する

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みなさんこんにちは、jonioです。

「予備校講師って給料が良いですよね」と言う生徒が時々いますが予備校講師って華やかそうですよね。

実際は全く違って仕事の量的に生活ができるか分からない位末期的です。

予備校講師の仕事は収入的にいかに危険で今後絶対にならない方がいいかを私の体験談を元に説明をします。

これから予備校講師になりたい人がいたらこの記事を読んで考えを変えて欲しいです。

それでは説明します。

 

予備校講師の仕事は現在進行形で激減している

現在子供がどんどん減っていて都市部も同じ状況です。

特に2020年以降はコロナウイルスの影響でどこの予備校も経営状態が悪く潰れそうな所ばかりです。

2012年に予備校業界に入った時は関西にいましたが大阪で既に仕事が全然ない状態でした。

2006年辺りから子供が減っているのは他の先生から聞いていたのですが「こんなに仕事がないんだ〜」って思いました。

 

医学部受験じゃない予備校はほとんど潰れていた

医学部じゃない学部向けの塾や予備校がほぼなくて9割近くが医学部受験の予備校でした。

塾や予備校の先生は基本的に非常勤なのですが医学部受験じゃない塾や予備校は社員が基本授業するので非常勤の仕事はネットでは見つかりませんでした。

ホームページがない所は他の先生から紹介して貰って働くらしいでが紹介がないとほとんどの所で働けない状態でした。

 

フランチャイズの塾で働いても生活できない

じゃあフランチャイズで働けばってなるかもしれないですが給料が安すぎるんです。

先生で給料が違いますが私の場合はフランチャイズの時給が予備校の1/3でした。

ちなみに予備校は大手で時給4000円とかです。(最近代ゼミの求人を見た時の金額がそれ位でした)

北九州予備校の講師が言ってましたが新人は講師歴に関わらず時給4000円と聞いてます。

仕事を始めた頃は仕事がほとんどないのでコンビニのバイトもしてましたが次の年も仕事がなかったら予備校講師を辞めようと思っていましたがたまたま2013年に医学部受験予備校で働けて2022年の3月いっぱいで辞めました。

 

大手もヤバイ

私が働いている所にもと代ゼミの先生がいるのですがその人の話によると代ゼミが相当ヤバイらしいです。

校舎の大量閉鎖の後映像授業の先生を地方に行かせていたのですが交通費と人件費がかかりすぎるので地元の先生の授業を増やしているらしいです。

最初からそうすればいいと思うのですが。

夜まで授業をすれば宿泊費みたいなのが付いていたのが今では一切ないそうです。

大手で少人数授業に切り替えた所があるのですが集団授業ってもはや時代遅れだと思います。

 

大都市で仕事がないから他の地域はもっとないのでは?

都市部の大阪で酷い状況なので地方はもっと仕事がないはずです。

関東なら人が多いので現在も仕事自体はあるみたいですが講師が多すぎるので一人一人の先生の授業数は減っているみたいです。

 

さらに仕事が減った事に気がついた

某医学部受験予備校で働けたので仕事を続けて関西で2015年度まで働きましたが2016年になって明らかに子供が減って仕事が減ることがはっきり分かりました。

イメージで元々子供が1000人いるとして400人に減った感じです。

私が働いていた大阪のとある塾は生徒がいきなり激減して2022年4月現在で潰れる寸前です。

 

大阪は貧富の差が激しいからと思ったのは勘違いだった

これはマズイと思い地元(都市部)に引越しをしました。

大阪は貧富の差が激しいので塾や予備校に行きたいけど金銭的に無理な家庭が多くて仕事が減っていると最初は思っていたのですが大きな間違いでした。

 

どこの地域でも予備校の仕事のなさは同じ状況

地元は最初は仕事があったのですが2019年になって2015年より生徒が明らかに減ったのを実感しました。

子供の出生率がこう減っています。

  • 2016年:97万人
  • 2017年:94万人
  • 2018年:91万人
  • 2019年:86万人

 

子供の数が減るのに加えて予備校に来る人が減っている

私の体感はもっと減っている感じがしてイメージで子供が400人いるのが200人に減った感じです。

子供の数は減っているのに塾や予備校は増えていて生徒の取り合いになっているので生徒が分散して仕事が減っています。

今だとスタディサプリやYouTubeなどでも勉強できるので予備校が動画でできる勉強以上の内容を提供しないと生徒は来ないでしょう。

予備校はこういう考え方ができないのでしょうがないですが。

 

対策を何も考えない予備校が多い

そうなると予備校は普通は他ではしてない自分の所のオリジナルのやり方をしないといけないです。

でも予備校の運営って意外とそうではない所が多いです。

でも今までと同じやり方をして他の予備校や塾と差別化を図ることを一切しないので徐々に生徒が減ってます。

でも先生は減っていないのでどこの予備校も先生が余っている状態で働きたくても働くことができません。

 

今まで何もしなくても生徒が来てたから対策が分からないのかも

他の先生と予備校の生徒が減っている話になっても「何ででしょうね〜」っていうので「何も考えてないんだな〜」って思います。

自分の所でしかできないことをすれば生徒が来ると思うのですが。

予備校業界は50代、60代、70代が多いので新しいことをするのを嫌う印象です。

もしかしたら今まで生徒を獲得するための対策をしなくても生徒が来ていたからどうすれば生徒が増えるか分からないのかもしれません。

今の段階で経営難になり潰れる所が出ていますが今後ますます増えると思います。

 

給料未払いの予備校もある

私の知り合いの予備校講師が以前働いていた医学部受験予備校は給料未払いで潰れる寸前です。

話を聞いたらまあ酷かったです。

 

授業料を下げた予備校は潰れる手前

私が住んでいる県では授業料を下げているのに医学部受験予備校が潰れ始めています。

親が医師の場合授業料を下げている所は子供を通わせないみたいです。

授業料が下がることに危険な感じを察知するのかもしれません。

 

今後の予備校業界はもっとヤバくなる

ベテランの先生は↓と言ってましたが現実になりました。

共通テストが始まると個別じゃないと対応できなくなり大手も潰れる運命をたどるだろう。

2020年のオリンピック以降予備校業界が危険な状態になると思うよ

危険を察知することに関して信頼できる人が言ってるので私も相当警戒しています。

私が知らない他の先生と予備校業界の今後について話しているみたいです。

現在私が働いている医学部受験予備校は今年の4月から入った生徒はたったの2人です。

校舎長がお金のことしか考えない馬鹿だから生徒が入らないのもありますがコロナウイルスの影響も相当あるはずです。

 

どこの予備校の経営者も生徒のことを考えない

関西にいた時に生徒がどんどん減っていて今にも潰れそうな塾がありました。

どうにかしないといけないと思って「生徒のためにボランティアで授業をしようと思いますがいいですか?」って聞きました。

そしたら塾の責任者は「え〜っ、面倒だからいいです」と言いました。

「面倒だからいい」は責任者の発言ではないですよね。

もはや生徒のことは考えてなく資金繰りで頭がいっぱいなのでしょう。

私はこの発言で「もはやここにいる意味がない」と思い年度の切り替わりで辞めました。

他と差別化をせず広告をひたすら出して生徒が来るのを待っているだけなので生徒が来るはずがありません。

 

生徒の減り方がヤバかった

生徒の減り方ですが前の年に生徒が35人いたのが次の年に10人切りました。

この生徒の減り方は異常で普通は原因を考えるはずですが責任者は原因を考えていません。

最初5校あった校舎が今は1校で生徒がほとんどいないはずなので数年後にはなくなっているでしょう。

 

予備校講師は技術の習得に時間がかかりすぎる

予備校講師の仕事は出題傾向や問題の解法を習得するのに時間がかかり私は5年位かかりました。

授業をしないと技術は上がらないのですが最初はどこで働いても週に1コマか2コマなので授業数的に習得に時間がかかることになります。

 

恐らく今だと技術の習得にもっと時間がかかる

現在は働く所が私が授業を始めた時よりないので技術の習得にもっと時間がかかるはずです。

今から予備校講師になったとして5年後はどれだけ仕事が減ってるかが分からないので別のメインの仕事をして予備校講師が副業になるはずです。

 

ある予備校講師のドン引き発言

ある先生が「仕事がなくなったらパチンコでは生活できないよね〜」とびっくり発言をしていました。

「他の仕事をしろよ」って思ったのですが予備校講師って別の仕事をする発想があまりないみたいです。

私の周りの先生は「仕事が減ったから今は貯金を切り崩して生徒が増えて授業数が増えるのを待ちます」といいますがバカですよね。

「何で自分で行動を起こさないんだろう?」と思いますが。

 

現役生中心の夜の授業になって収入がさらに減る

ベテランの先生が言ったのですが現在子供が減っているのと今後浪人する人も減り現役生メインの授業になるそうです。

そうなると仕事は夜中心になって朝、昼は仕事がないので授業数は減り予備校や塾は生徒獲得のために授業料を下げて講師の給料を下げるはずです。

そうなると給料が今の半分、もしかしたらもっと下がるかもしれません。

 

大手の予備校で働けばいいという考え方は間違い

じゃあ大手の予備校で働けばいいと思うかもしれませんが違います。

子供が減れば授業自体が必要なくなるので映像授業で有名な先生もいつ仕事がなくなるか分からないです。

映像授業の予備校である人がタレントもするようになりましたが「予備校業界の末期感を感じてなったのでは?」と勝手に思っています。

コロナウイルスの影響で東進の経営はヤバくなってきていますがどこも似ていると思います。

東進の経営について解説している情報はこちら

 

私は大手予備校でも働きたくない

ある大手のベテランの先生から試験を受けてみないと誘われることがありますが全て断っています。

理由はいつ潰れるか分からないからです。

誘った先生がいつ潰れるか分からないって言ってますがそんな所は嫌です。

 

まとめ

私は予備校講師の仕事を副業にして完全にダメになったら辞めますが今から予備校講師になるのは止めましょう。

すぐ廃業です。

子供が減れば授業自体が必要なくなるので映像授業で有名な先生もいつ仕事がなくなるか分からないです。

だから大学を卒業したてやこれから大学に入る人で予備校講師になりたいと思う人がいたらすぐに辞めないといけなくなるので絶対なってはいけません。

ちなみに私が仕事を始めてから20代の人は5人見ていません。

予備校講師になるくらいなら他の技術職をした方がまだ将来性があると思います。

でも30代前半の講師は意外と何も考えてない人が多いです。

バカですよね、こういう人達にならないで下さい。