教授から聞いた地方国立大学の数学の採点方法と解答の書き方

教授から聞いた地方国立大学の数学の採点方法と解答の書き方

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みなさんこんにちは、元予備校講師です。

「地方国立大学の記述の数学ってどう書けばいいんだろう?」って思った事はありませんか?

記述ってどういう書き方をすればいいか分からないですよね。

私が現役生、浪人生の時は全く分からず授業の先生も教えてくれませんでした。

今まで解答の書き方に関して言う人をほとんど見ていないので恐らく知らない人が多いはずです。

私は地方の国立大学に入学して大学で指導教官から教えてもらったのですが「そこまで教えていいの」って位教えてくれました。

大学の採点者がどういう採点の仕方をしているかを知った上で解答を書いた方がいいので採点方法と解答の書き方について説明します。

記述の書き方が分からない人にこの記事を読んで欲しいです。

今回の解説は旧帝大クラスには恐らくあてはまらず地方国立だから全ての所にあてはまるという訳ではありません。

 

採点のやり方が問題ありすぎ

私は国立大学の数学科に入ったのですが4年になると研究室配属になって毎週指導教官の先生と私の1:1のゼミがありました。

私は受験数学で疑問がある所を指導教官に毎週質問していたのですがある時入試の採点の方法について話をしてくれました。

聞いた内容が凄くびっくりで思わず指導教官に「そこまで教えて大丈夫ですか?」と聞きました。

指導教官が教えてくれた内容は↓です。

「例えば受験生の解答用紙が100枚あったとして4人の先生で採点したとすると1人25枚採点するよね。

先生がA、B、C、DいたとしてA先生が採点した答案は他の先生は確認しないよ。

大問に対する点数の割り振りと点数配分と採点の仕方は先生次第だよ。」

ここまで言っていいんですかね 笑

指導教官は「言ったらダメかな?」と言ってました。

「こういうところから個人情報が漏れていくのでは?」と思います。

 

他の大学の院でも同じ内容を聞いた

大学院に進学して自分の指導教官にこのことを言ったら「うちもこんな感じ」みたいに言ってました。

大学と大学院は別の地方国立だったのですが地方はこんな感じなんだと思います。

 

受かるはずの人がなぜか落ちて落ちるはずの人がなぜか受かる理由

この記事を見ている先輩や友達で毎年「なぜか受からなかった」という人と「なぜ受かったんだろう?」という人がいると思います。

採点の仕方は先生次第だと採点が甘い人と厳しい人がいます。

落ちた人は採点が厳しい人に当たっていて受かった人は採点が甘い人に当たった可能性があります。

 

採点が厳しい人はこういうのを嫌う

大学生の時入試の問題を作っているある先生がこう言ってました。

「お前らはぺらぺらしゃべる割に記述で日本語を書かへん、とにかく日本語をいっぱい書け。論理記号を使うのはやめろ、日本語で書けばいい」

論理記号は「」とかです。

これ予備校講師や学校の先生で使う人がいますが実は使ってはいけない記号です。

論理記号を使うと大学の先生は大学の数学を理解している人間と判断する可能性が高いです。

予備校の先生や学校の先生でこの事実を知らないで論理記号を使っている人が結構いると思います。

論理記号を使っているのに「論理記号って何ですか?」という予備校講師もいるくらいです。

採点が甘い人、厳しい人のどちらに当たるかは分からないのでどちらに当たっても大丈夫なように論理記号を使うのではなく日本語を使いましょう。 

」は「よって」と書けばいいですよね。

論理記号を使うと採点を厳しくする先生は私が大学生の時に「3年までは論理記号を使うんじゃなくて日本語を書け」と言ってました。

恐らく解答の書き方がきっちりできるようにさせたかったのでしょう。

 

雑な解答を書いてはいけない

記述の書き方ですが手紙を書くように丁寧に書きましょう。

大学で指導教官に聞いたのですが採点者は採点時に受験生の解答内容の酷さ相当イライラしながら採点をしているらしいです。

解答の書き方の飛躍が多すぎるとどうやって問題を解きたいのかが理解できないらしいです。

(こういう場合は採点のしようがないから訳が分からない所からは採点していないと思います)

自分が手紙をもらって訳が分からない内容だったらイライラしますよね。

採点者もこの気持ちです。

 

手紙みたいに丁寧な解答を書く

生徒からよく質問される内容で解答をどこまで丁寧に書くか?ですが分からなかったら凄く丁寧に書いて大丈夫です。

採点者はいい加減な解答にイライラするのですが丁寧すぎる解答を書いてイライラすることはありません。

過程はなるべく計算用紙に書いて簡潔に解答を書いた方がいいです。

採点者は細かすぎる計算は見てないので書いても意味がありません。

証明問題で証明をする時ですが証明が明らかにできていない部分をごまかして書く受験生がいますが大学の先生はこういうのを見抜けるのでやめた方がいいです。

私の大学の時の指導教官は「予備校がこういうのを教えているんじゃないかな?」と言ってました。

 

採点者が読み取れる字を書く

当たり前ですが読める字で解答を書きましょう。

きれいな字でなくていいです、読めればいいです。

人から汚い字で書かれた手紙をもらったらイライラしますよね。

答案の採点者も同じ気持ちです。

何度注意しても汚い時を全く直さない生徒がいますが「何を考えているんだろう?」と思います。

 

大学の定理は絶対に使わない

予備校講師や学校の先生で大学の定理を使う人が稀にいますがこれは絶対やってはいけません。 

受験生の中で有名な定理が数学Ⅲの極限計算で使える「ロピタルの定理」です。

予備校や塾は記述で「ロピタルの定理は使ってはいけない」と言うはずです。

これは正確に言うと「使ってはいけない」ではなく「使ってもいいけど使うための条件を示すのが大変で使わない方がいい」です。

定理はほぼ必ず条件があるので定理を使う時は条件を充たしていることを示さないといけません。

ロピタルの定理はこれがすごく大変でその労力を考えるとあえてロピタルの定理を使わなくても直接的に証明するほうが楽です。

だから記述でロピタルの定理は使ってはいけないということを言うのだと思います。

大学の時の私の指導教官は↓と言ってます。

「受験の問題を解く時は大学の数学は一切必要ないよ。

大学の数学が受験に必要なら現役生は絶対に受からないよ

だから大学の定理を使うのは絶対にやめましょう。」