引きこもりニートがバイトを始めて社会復帰した元予備校講師の話

引きこもりニートからバイトを始めて社会復帰できた元予備校講師の話

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みなさんこんにちは、jonioです。

今回説明するのは私が大学に入る前の私の話で全てノンフィクションです。

高校卒業後に鬱になりそこから色々あって大学受験をするためにバイトを初めて社会復帰した話です。

 

高2からが地獄の始まり

私はある中高一貫コースもある私立高校に入学して1年の時は普通科で勉強をしていて成績はいい方で学年4位になり2年から特進科に入りました。

そこからが悲劇の始まりでした、高校の時は大人しかったのでクラスの人からは「暗そうだから関わりたくない」と言われていました。

大人しいのは私の性格だから仕方がないので「じゃあ勉強で勝とう」と思ったのですがクラスの人の記憶力がヤバ過ぎでした。

私が1週間かけて覚える内容を1回見たら覚えるんです、才能の差ですが完全に学力的に負けました。

私がいたクラスの担任は「成績がいい人が偉いんだ」みたいな人で生徒をコマみたいに見ていました

これは中高一貫の学校にある印象です。

 

学校の勉強地獄で廃人になった

そんな状態が2年、3年と続いていき卒業する頃には気持ちがすっかり廃人です。

父親が自分の学力にコンプレックスを持っていたみたいで勉強のことをやたらうるさく言い「大学に入れ」と言うので渋々勉強しましたがやる気が出ません。

そして引きこもりになり動かないくせにストレス発散でめっちゃ食べる様になりました。

どんどん太っていって数年引きこもった結果80キロのデブになり誰とも話をしたくないと思うようになりました。

精神的にまずい状態で何を考えてもマイナス思考でした。

 

人生の転機が訪れる

だけど転機が訪れます。

ある時の元旦に代ゼミで新春講演会があるので「どんな事を言うんだろう?」と思って講演会に行ったらそこに数学の荻野先生がいていい話をしていました。

 

2つの扉

「2つの扉」っていう話でそれを聞いて「高校の先生はロクな人がいかったけどこんな事を言う先生がいるんだ、自分もこうなりたいな〜」と思って自分を変えようと決意しました。

自分の冷え切った心が少し暖かさを感じました。

それから20年以上経ちますが未だに荻野先生に出会った時の衝撃は忘れません。

 

ダイエットとバイトを始めた

デブ過ぎて外に出るのに抵抗があったのとたまたま見た雑誌のモデルの人みたいな服を着たいと思いダイエットをしました。

そして1年半かけて80キロから49キロにしましたが高校の時のクラスの人からは「誰」って言われました 笑

その時やった内容を記事にしました。

荻野先生みたいになるために大学に入りたいと思ったのでまた大学受験をしようと思ったのですが親に迷惑をかけた気持ちもあったのでバイトをしました。

でも人と思いっきり関わるのに抵抗があったので熊本大学の清掃のバイトをしてその年の冬にクロネコヤマトの短期バイトをしました。

 

人生初めてのバイト

初めてバイトをする前日はとにかく不安で「自分でできるんだろうか?」とずっと思っていましたが意外とできる事が分かりました。

何事もやってみないと分からないですね。

始めるまでが超不安だけど一歩踏み出す事ができたら進む事ができます。

バイトをするまでは親がお金を負担してくれてそれが当たり前と勝手に思っていましたが凄く贅沢なことなんだと初めての給料をもらって思いました。

 

自分がやりたいと思うことは大体のことが実現可能

ダイエットで思ったのですが「自分はやる気になったらできるんじゃ?」と思ったので大学受験の勉強を始めたんです。

地方ですが国立大学に入れました。

働きながら受験勉強するのが相当キツかったのですがその苦労が現在の自分を支えてくれます

大学を卒業して大学院にも入りましたが他の国立大学に入りました。(自分にあまりに合わない大学院だったのですぐに退学しましたが)

 

大学は自分に合う人がほとんどいなくて苦しんだ

他人とは違う人生を送って大学に入ったからだと思いますが誰を見ても「だらだら生活を送ってつまらない、何をしに大学に入ったんだろう」としか思えませんでした。

だから大学で最初はだらけていましたが私が予備校講師をするきっかけになる塾のバイトをして良い経験を積めました。

 

引きこもりだったから生徒の気持ちを考えることができる

現在大学受験の個別授業の予備校で働いていますが個別授業の予備校に入校する生徒の学力はほとんどが低いです。

私は数学の授業をしていますが生徒が「この問題が分かりません」と言うと「自分も昔は分からなかったな〜」と思い出します。

予備校講師は基本的に頭がいいので問題の解き方が分からない生徒を小馬鹿にする人がいますが私はしません。

「こういう風に勉強しないといけない」というのを無理矢理押し付ける事もありません、そうされたら嫌な気持ちになるはずなので。

人の気持ちを考える事ができるので高校で学力的に負けて引きこもりになって本当に良かったと思っています。

ちなみにとある予備校では講師ランキングが1位になりました。

高校卒業後にボロカスになった人間でもこんなに変わる事ができるんです。

 

大学の学歴なんかどうでもいい

社会人で学歴にこだわりがある人がいるみたいですが私は引きこもりの期間が長かったので学歴にこだわりがありません

大学院に行く前に色んな先生から「何で学歴をとっていい大学院に行かないの?」と言われましたが私は「学歴って何の意味があるんですか?」と言いました。

予備校業界に入ってからみーんな「何で京都大学の院に行かなかったんですか?」「何で大阪大学の院に行かなかったんですか?」と聞いてくるのですが理解ができませんでした。

予備校で働きだして「学歴は人生的に役に立たない」という事を実感しました、社会に出たら何が出来るかが大事だと思います。

 

他人に流されない

社会に出ると会社の考え方に合わせるのでガチガチの性格になるらしいですが私はこもっていたので自分の考え方をちゃんと持つことができます。

大学に入ってバイトすると「何で間違った考え方なのに従うんだろう、この人達はロボット?」みたいに見えるんです。

ある程度合わせるのは大事だと思いますが何でもかんでも合わせるのは間違いだと思います。

 

やりたいことをどんどんやれる

それと引きこもりから抜け出せたからだと思いますが失敗を恐れず新しい事に積極的にチャレンジできます

大人は歳を取れば取るほど保守的になり積極性がなくなる人が多い印象ですが色々やった方が人生楽しい気がします。

だから私は副業としてFXとブログをしています。

 

どうしても辛くなったら引きこもってもいいと思う

だから現在20歳前後で引きこもっている人も何もやる気が起こらなくてどうしようもないのなら引きこもっていいと思います。

日本は「引きこもりはダメだ」みたいな感じになりますが気にする必要は一切ないです。

引きこもっている間に力を充電してその力を社会に出てから使えばいいんです。

無理して社会に出て人生取り返しがつかない事になった人を見たことがありますがそういう人よりずっといいと思います。

 

せっかく引きこもったからググって何かを知ろう

ただ引きこもるのではなくネットが普及している時代なので色々ググった方がいいです。

色々見ているとその内興味がある物が見つかるでしょう。

見つける事ができたらそれをやる為に少しずつ外に出ればいいと思います

そしたらいつの間にか自分が変わっていくと思います。

私が引きこもっていた時と違って今はTwitterとかあって色んな人と話せるからいいですね。

 

高校で勉強地獄で潰されても人生終わりじゃない

私の生徒で有名私立高校に入ったばかりに学校から勉強的に潰されて辛い顔をしている人を何人も見ています。

東大寺学園、洛南高校、四天王寺学園とかの生徒も過去にいました。

それで引きこもりになっても人生負け組じゃまーーたくないです。

だって無理矢理押し付けられた勉強で負けただけなのでやりたいことだったら他の人に勝てるかもしれません。

それにたった18年位しか生きていない人生ですのでまだまだ人生を変えれます、めっちゃ頭が悪い私ですら人生を変える事ができたので保証できます。

大学に行ってなくて大きな仕事をしている人なんかいっぱいいます

現在引きこもっていてこの記事を読んで少しでも自分が変わる人がいたら嬉しいです。