9月から私立医学部受験予備校に入校する現役生に対する本音と建前

9月から私立医学部受験予備校に入校する現役生に対する本音と建前

914 回閲覧されました

みなさんこんにちは、jonioです。

今回は私が予備校講師の時に予備校の事務が生徒に対してやっていた汚い内容です。

私は2022年の2月で予備校講師を辞めましたがその時で予備校同士の生徒の奪い合いが進んでいました。

この記事を書いているのが2024年8月ですが生徒の奪い合いがもっと加速していると思います。

9月以降になると偏差値40とかそれより低い状態で私立医学部受験の予備校に入校を考える現役生が増えます。

そんな人に対して予備校がどんなことを言って入校させようとするかの手口を説明しますので騙されて入校しないようにして下さい。

全ての予備校に当てはまる訳ではないですが結構な数の予備校にあてはまります。

対象となる人

9月から私立医学部受験の予備校に通おうとする偏差値40位の現役生です。

 

受かる可能性がある方法

9月以降に偏差値40とかで入校を検討するって予備校側からすれば「今まで何を勉強していたんだろう?合格できる訳ないでしょ」と考えます

実際私が講師の時にも予備校から言われています。

現実的にも偏差値40でそこから受かる人はまともに受験するのではなく裏から入学するしか方法がありません。(私の生徒でまともに受験して受かった人はいません)

ですがそんな事生徒に言うと生徒は他に行くので会社の利益を上げるために言葉巧みに入校したくなるような話をします。

大体のパターンが推薦入試か受験する大学を絞った特化授業です。

というかそれしか方法がないんですけどね。

だからどこの予備校に話を聞きに行っても同じことしか言われないと思います。

 

推薦入試

全ての大学じゃないですが推薦入試の場合問題の難易度が下がる傾向にあります。

だからそれで受かるのを期待する現役性がいーっぱいいるから競争率は高いですけどね。

でも難易度が下がるのを聞いた保護者・生徒は「もしかしたら受かるかも」と思って推薦入試だけ必死になって勉強します。

最初から勉強すればいいのにと思いますが。

でも絶対に受かりません。

そう言い切れる理由ですが私立医学部の講師を10年やった私の生徒で受かった人は1人もいないからです。

生徒が必死に勉強して私が合格のために色々サポートしても絶対受からないから受からないんでしょう。

 

志望大学に特化した授業

私立医学部は大学によって癖が違いすぎるので志望大学に応じて特化した授業をしないといけなく予備校は「大学に特化した授業を受ければ受かるかもしれない」と言います。

数学に関しては(多分今も)久留米大学・川崎医科大学の問題が解きやすいから予備校は必ずと言っていい位その大学を勧めます。

問題は解きやすいですが広く浅い知識が必要になり偏差値が40程度では広くて浅い知識を9月から受験までに完璧にできるようにするのは無理です。

偏差値40程度で入校する人って必死で勉強した人はまずいません、必死で勉強して偏差値が伸びないならとっくに親は成績が上がる為の対策を取っています。

だから勉強する習慣がないのでいきなり勉強しても広い知識を習得できないから受からないです。

予備校は生徒・保護者を丸め込もうとする

偏差値40位だと結局浪人になるんです、もう確定なんです。

奇跡が起こって大学に入れたとしても授業についていけないので留年して退学になる可能性が高いから受からない方が幸せなんですけどね。

そもそも4月から必死で勉強してやっとの思いで受かる人がいるのに9月から入校して全く勉強してない状態の人が受かるほど甘い世界じゃないですよ。

私立医学部の受験は他の学部と違って受かる為に必死になって勉強した人が基本的に受かる世界です。

でも予備校は生徒に逃げられるので浪人確定とは言いません。

もしかしたら受かるかもしれないみたいなことを言って生徒・保護者をいい気分にさせてとりあえず勉強を頑張らせます。

嘘をつく

予備校の校舎に合格実績が貼ってある所がありますが架空の合格実績がかなりの割合であったり校舎が複数ある場合は自分の校舎では受かってないのに受かったと嘘をつく場合があるから注意しないといけません。

ちなみに嘘を見破る方法はありません。

浪人したくなる授業

私が講師をしていた時に9月から入校して偏差値が40位の生徒を受け持った時は予備校から「この生徒は浪人確定だから表向きは対策授業をして来年もうちに残りたくなるような授業をしてください」と言われました。

私は「生徒をお金としか見てない」と思って幻滅しました。

私はこっそりと「ここが自分に合わないと思ったら無理して残らなくていいですよ」と伝えてましたけどね。

私が生徒に伝えていたこと

生徒の中には予備校の授業料が高すぎて通えないと教えてくれる生徒もいます。

こんな時は私はフラインチャイズの塾を勧めていて教科書の問題が完璧に解けるように基礎力をひたすら身につけた方がいいのを伝えました。

費用も圧倒的に安いですし。

「フランチャイズだと大学生が授業するけどそんな所で大丈夫ですか?」と聞く人がいますが大丈夫です。

偏差値が40位の場合は講師側からしたらどこで授業を受けたとしても学べる内容は同じだからです。

受験生と保護者は意外とこの事実を知りません。

生徒からの質問

先輩や私立医学部に通っている兄弟がいる場合受験のことを聞いているので面接対策はどうすればいいかを聞いてくる場合があります。

面接対策だけ受講したり場合によっては合格実績獲得の為に無料で対策をしてくれる予備校もあるので必要な時に受ければいいです。

 

受からない生徒は予備校の収入源

予備校は運営しないといけないから収入を必要とします。

だから偏差値が低すぎて受からない生徒が入ってくると実はめちゃくちゃ喜びます。

「入校してくれないかな?ウチで浪人を長くしてくれないかな?」って考えて生徒を予備校が潰れない為の収入的な養分にしようとします。

酷い所になると無駄に授業数を増やそうとするので気をつけてください。

万が一入校しても必要なかったら「必要ない」とはっきり言いましょう。

偏差値40って私立医学部の受験勉強をするスタートラインではないので偏差値50を超えるまではフランチャイズの塾とかで死ぬ気で勉強した方が受験の費用が少なく済むと思います。