完全版。東海大学医学部の数学の対策するための説明

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みなさんこんにちは、jonioです。
医学部受験予備校に行ってなかったら表向きの情報しかネットにはないので対策のしようがないですよね。
医学部受験予備校に行ってても自分から聞かないと情報を教えてくれない先生もいて私が教える事もあります。
情報は少しでも多い方がいいので私なりに思う東海大学の対策方法の説明をします。
この記事を見ることで医学部受験予備校に行かなくてよく他のサイトで東海大学の対策を調べなくてもいいように私なりに細かく説明をします。
私が普段の授業で生徒に伝えている現時点で知っている情報を全て説明します。
私は講師を辞めましたが講師をしていた時に授業で生徒に伝えていた方法を全て説明します。
2019年から問題傾向が変わったので2019年の2/2の問題を使って説明をします。
目次
海大学の問題構成
- 満点:100点
- 大問数:3題
- 試験時間:70分
- 解答方法:答えだけを書く
- 大問の中の問題数:変動
問題の特徴
数学に自信がない人は2/2に受験した方がいい
2019年になって問題が解きやすくなったと思いますが簡単という意味ではないです。
2/2と2/3の2回受験する機会があり赤本は2/2か2/3のどちらかの日程が掲載されています。
一般的に2/3が難易度が上がると言われていてそうでない感じの時もありますが高確率で2/3の方が難しいです。
東海大学は偏差値換算ですが2/2の方が問題難易度が下がる傾向にあるので現役生や数学に自信がない人はそっちの方がいいのかな?と思います。
2/3だと問題が難しすぎて合格者の偏差値は下がりますが問題が解けないと偏差値自体が出せない可能性がありリスクが高いです。
2/2は福岡大学と日程が重なりますが福岡大学はどんな難易度の問題を出すかが全く分かりません。
2020年度の福岡大学の推薦入試は「問題を作った人は馬鹿じゃないの」っていう位難しかったので恐らく一般入試も難しいです。
問題が難しい福岡大学を下手に受験するよりも東海大学を受験した方が合格の可能性は高まると思います。
だから私は生徒に「福岡大学を受けるよりも東海大学を受けた方が合格の可能性はまだありますよ」と言います。
そう言うと生徒は「東海大学の方が倍率が高いじゃないですか」と言いますが倍率が高くても低くても受かる人は受かるし落ちる人は落ちます。
だから「東海大学を受けた方がまだいいです」と言います。
今のままの難易度が続けば問題集だと黄色チャートならコンパス4、Focus Goldなら星4(難しすぎる星4は解かなくていいです)まで解ければ対応できると思います。
2019年の問題の難易度の分析
2/2について
大問1
簡単で出題内容は以下の通りです。
(1)極限計算
(2)複素数平面
(3)数学Ⅰの図形問題
(4)数学Ⅲの微分
(5)データの分析
大問2
何個か円があって円の中心を結んで漸化式を立てて解く問題が出題されています。
一度解いたことがあれば難しくないです。
大問3
2つの式の共有点の個数を求めるのと2つの式で囲まれた部分の面積を求めるのがメインの問題が出題されています。
総評価
2018年以前に比べて問題が解きやすくなっています。
85%位取らないと合格できないと思います。
2/3について
大問1
簡単で出題内容は以下の通りです。
(1)数学IIIの極限計算
(2)数学Ⅰの図形問題
(3)数列の和から考える問題
(4)はベクトルの問題
(5)はデータの分析の問題
大問2
2つの式で囲む部分の面積を求める問題が出題されています。
簡単です。
大問3
複素数平面と確率を混ぜた問題が出題されています。
標準的ですが解くのに時間がかるはずです。
総評価
2018年以前に比べて問題が解きやすくなっています。
75%位取らないと合格できないと思います。
必要な得点率
2019年は点数が公開されていないのですが数学は点数が相当高いはずです。
85%は取らないと合格点にならないと思います。
浪人に寛容か?
寛容だと思います。
2019年の入学者の現浪比は↓です。
- 現役:22.4%
- 一浪:29.4%
- 二浪:20.1%
- 三浪:28%
こんなイカれた生徒も受かっている
去年不正問題があったので超多浪でも点数が高ければ合格になります。
9浪で人間性が相当変な生徒が去年いたのですが受かりました。
得点が高かったからだと思いますが面接がすぐ終わったそうです。
この生徒は確か金沢医科大学の合格最低点より上だったのに落ちたので大学に超クレームの電話をしたり久留米大学の2次試験で学科長に面接をされて落ちて「次にあいつを見たらバットで殴りたい」と言ってました。
頭がおかしいですよね、心の中で思うだけならいいですがそれを口に出すのは人間としてダメです。
こんな人が医師になっても上手くいくとは思えないです。
協調性がなくて身勝手な行動を取る人だったのである私立医学部に入りましたが恐らく卒業できないでしょう、私は二度と会いたくないです。
どの順番に問題を解くかと時間配分
普段集団授業しか受けていな人は注意
塾や予備校に行ってない高校生や集団授業を受けている浪人生は問題を解く時に国立大学の問題を解く時と同じ感じで最初から解いてないでしょうか?
もししてたらよくないやり方です。
理由は私立医学部の場合は入試の問題でよく知られている解き方だけど試験時間的に解かない方がよかったりやたら複雑な問題は捨てないと試験時間内に合格点を取れなくなるからです。
最初から捨てる問題の時もあります。(近畿大学に割とある傾向な気がします)
こういう風に解くといい
最初から解いていきなり捨てる問題だったら解くのが大変だったり解けなくて凄く焦るはずです、、
その状態で問題を解けても解けなくてももやもやした状態で次の問題を解いて冷静な状態で解けるでしょうか?
恐らく無理でしょう、、
だから問題を解くときは自分にとって解きやすいかもと思う問題から解くといいです。
そうすると気持ちが落ち着いて問題を解くことができて試験時間が終わり合格点を取ることができることができるかもしれません。
私が最初に解かない方がいいと思う分野は整数問題、図形問題、確率、場合の数、データの分析などの思いつかないと解けない分野です。
理由は試験の開始直後は緊張しているので思いつかないかもしれないからです。
大問の最後の問は一旦解かずに次の大問に移りましょう。
大問の最後の問より次の大問の(1)が簡単だからです。
特に東海大学の場合はこうするといい
2019年のままの難易度ならば時間配分は考えず試験時間全部を使って問題を解けるだけ解けばいいです。
ちなみに見直しの時間はないです。
注意点として東海大学は計算用紙がありません。
だから問題用紙の余白に計算しないといけません。
生徒が「問題用紙が計算で真っ黒になります」と言ってたので寄せて計算する練習を必ずしましょう。
大学の過去問を使って問題の解き方の練習をしないといけない
捨てる問題を見極める練習をする
捨てる問題を見極める練習や計算用紙の使い方の練習は過去問を使ってすれば実戦形式なので効果的です。
問題を捨てる練習はしないで試験を受けると捨てるべきなのに捨てずに無理に解こうとして時間が足りなくなる可能性があります。
だから必ず捨てる問題を見つける練習をしましょう。
この大学の過去問を使って練習するのがいい
以下の大学の過去問を使って練習するのをお勧めします。
問題が変に難しすぎる大学は省きます。
東海大学はマークシートなので記述の大学は含みません、対策の記事のリンクもありますのでよかったらご覧ください。
- 川崎医科大学(2018年、2019年が対応している)
- 埼玉医科大学
です。
過去問を解く時は必ず解答時間内に解き計算用紙に計算をしましょう。
練習している時に合格最低点の%を取れなくても本番では自分に合った問題が出題されて合格最低点を超える人もいますので諦めずに勉強しましょう。