完全版。東邦大学医学部の数学の対策方法を解説

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みなさんこんにちは、元予備校講師です。

医学部受験予備校に行ってなかったら表向きの情報しかネットにはないので対策のしようがないです。

医学部受験予備校に行ってても情報を教えてくれない先生もいますが。

私立医学部は他の学部と違い大学によって癖が違いすぎるので自分で対策をするのが無理です。

情報は少しでも多い方がいいので東邦大学の対策方法の私なりの説明をします。

私は予備校講師を辞めていますが講師をしていた時に授業で生徒に伝えていた対策方法を解説します。

この記事を見ることで医学部受験予備校に行かなくてよく他のサイトで東邦大学の対策を調べなくてもいいように私なりに細かく内容を書きます。

2017年〜2020年の問題を見て対策方法を説明しています、2016年以前は問題傾向が違うので過去問を使っても意味がないと思います。

 

問題の特徴

基本的に問題は難しくないのですが1問換算で9分で解かないといけません。

そうなると捨てる問題を選べないといけないです、ある程度勉強した人は捨てる問題は問題を解けば分かるはずです。

有名な解き方があるけど時間的に捨てないといけない問題も出題されています。

例えば↓は2019年度の大問9ですが「空間の空間の回転体」と呼ばれている問題ですが解くと時間的に他の問題が解けなくなる可能性がある問題でした。

難しい問題もありますが基本的に難しくないので高得点勝負になります。

だから計算ミスで失点すると落ちる可能性が十分にあります。

 

出題分野

全分野から出題されていて特に目立って出題されている分野はないと思います。

 

2020年の問題の難易度の分析

大問1

簡単です。

 

大問2

簡単です。

 

大問3

簡単です。

 

大問4

簡単です。

 

大問5

簡単です。

 

大問6

簡単で解き方がすぐ思いつかないと他の問題を解く時間がなくなります。

 

大問7

「チツ」が時間的に捨てた方がいいです、解き方がすぐに思いつかない場合は捨てた方がいいです。

 

大問8

簡単です。

 

大問9

「キクケ」が無理かもしれない、「コサ」がただ思いつくかなので試験中のプレッシャーを考えると無理かもしれません。

大問10

ギリギリ「シスセ」は解けるかもしれないです、ただ大問丸ごと捨てても大丈夫だと思います。

 

必要な得点率

全科目合計の合格最低点は↓の通りです。

・2019年:251/400

・2018年: 271/400

・2017年:292.5/400

他の科目が難しいと思われます。

 

浪人に寛容か?

寛容とは言えないと思います。

2019年の入学者の比率は

現役が33.9%、一浪が41.7%、二浪が17.7%、三浪が11.3%で二浪からの比率がガタッと下がってますよね、、

二浪、三浪で受かっている人は現役だったらもっと上のランクの大学に受かる人か国立志望だった人だと思います。

 

どの順番に問題を解くかと時間配分

普段集団授業を受けている人は注意しないといけない

塾や予備校に行ってない高校生や集団授業を受けている浪人生は問題を解く時に最初から解いてないでしょうか?

もししてたらよくないやり方です。

理由は私立医学部の場合は入試の問題でよく知られている解き方だけど試験時間的に解かない方がよかったりやたら複雑な問題は捨てないと試験時間内に合格点を取れなくなるからです。

 

こういう解き方をする

近畿大学がよく見る印象ですが最初から捨てる問題の時もあります。

最初から解いていきなり捨てる問題だったら解くのが大変だったり解けなくて凄く焦るはずです。

その状態で問題を解けても解けなくてももやもやした状態で次の問題を解いて冷静な状態で解けるでしょうか?

恐らく無理でしょう、、

だから問題を解くときは

自分にとって解きやすいかもと思う問題から解くといいです。

そうすると気持ちが落ち着いて問題を解くことができて試験時間が終わり合格点を取ることができることができるかもしれません。

問題を解く時にいつも1番から解く人がいますが私立医学部はそれは止めた方がよく自分にとって解きやすいと思う問題から解いた方がいいです。

 

最初から解かない方がいい分野

私が最初に解かない方がいいと思う分野は整数問題、図形問題、確率、場合の数、データの分析などの思いつかないと解けない分野です。

理由は試験の開始直後は緊張しているので思いつかないかもしれないからです。

ちなみに見直しの時間はないです。

 

大学の過去問を使って問題の解き方の練習をしないといけない

捨てる問題を見極める練習を絶対にしないといけない

捨てる問題を見極める練習や計算用紙の使い方の練習は過去問を使ってすれば実戦形式なので効果的です。

捨てる問題を見極めるのはどの大学も共通で解答を省くのは記述の大学で有効です。

捨てる問題を探す練習は必ずしましょう。

解く必要がないのに無理して解くと他の問題が解けなくなりその結果試験時間が足りなくなって不合格になる可能性があります。 

この大学がおすすめ

以下の大学の過去問を使って練習するのをお勧めします。

問題が変に難しすぎる大学は省きます。

・川崎医科大学(2016年以前は問題が難しすぎるので解かなくていい)

・久留米大学(2014年以前は難易度が高すぎる問題もあるため解かない方がいい)

・埼玉医科大学

・帝京大学

・獨協医科大学

過去問を解く時は必ず解答時間内に解き計算用紙に計算をしましょう。

練習している時に合格最低点の%を取れなくても本番では自分に合った問題が出題されて合格最低点を超える人もいますので諦めずに勉強しましょう。