13浪で本当に医学部を目指す気があるのか分からない生徒の話

13浪で本当に医学部を目指す気があるのか分からない生徒の話

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みなさんこんにちは、元予備校講師です。

今回は私が以前受け持っていた生徒の話です。

医学部志望の5浪を超える受験生にありがちなのですが家に引きこもって受験を止めたりまた受験を始めます。

そしてグダグダグダグダ浪人生活を送って結局医学部を受験するのを止めるか受験自体を止めますがこんな人になってはダメですよ。

それでは解説します。

 

多浪の自覚が全くない

こういう生徒の親の特徴は過保護過ぎか放置しています。

まともな家庭なら親がうるさく言うはずで今まで見た生徒から考えて親の病院を継ぐ人は兄弟なのが確定しているからあなたは何をしてもいいですよってパターンです。

だけど生徒の立場として医学部には行きたいけどサボり癖がつきすぎているから受験生活が日常生活になっていて予備校の授業に行くのが高校の授業を受ける感じになるんです。

ダメ高校生の「今日は学校に行くのが面倒だからいいや〜」っていう感じです。

 

知識的に知らないのを隠す

超多浪人にありがちなのですが簡単な問題の解き方や考え方が分からない時に絶対に隠します。

私が「間違ってもいいし分からなかったら分からないと言ってもいいですよ」と言っても隠します。

「う〜んあれだったような〜なんだっけ〜」みたいな感じです。

分からないなら分からないでいいと思うのですが明らかに勉強していないんです。

これでずーっと浪人生活を送ってきたのがタチが悪い。

13浪してるから今まで誰かに絶対に指摘されているはずなのに話を聞き入れなかったのでしょう。

 

授業に来たり来なかったりする

1浪目から授業に来たり来なかったりする生徒がいますが13浪もすると授業を受けない危機感がなくなります。

緊張感がなくなりますからね。

まともな受験生なら2浪目になった時点で「何で受験に失敗したか」を考えるのですが13浪なのでこの生徒は考えていない。

説明の途中で授業が終わったから次回の解説になるのですが「次休むと解説の途中の内容を忘れるから休まないで下さいね」と言って生徒は「わかりました」と言って次の授業を平気で休みます。

本当に体調が悪くて休むならまだしも校舎に行く途中でお腹が痛くなったから家に戻ったと連絡しますが絶対に嘘です。

最初から校舎に行かずに家にいて授業を受ける気分じゃなくなったらから授業を休むのでしょう。

これが1回2回ならいいのですが多浪に限って頻繁にやるからかなりムカつきます。

 

復習をしないから学力的変化が全くない

ある程度進んで前に解説した内容を覚えているかの確認をするのですがいつも答えることができないから絶対に復習をしていません。

これは浪人の期間が長すぎて危機感がない証拠です。

前の内容を確認しすぎてわからない所が満載で私が大変な思いをしたくないからそんなに確認しないようにしています。

 

結局受験は失敗

その生徒は受験の途中で医学部受験を止めて他の学部の受験になりましたが全て落ちました。

そりゃそうですよ、授業をちゃんと受けないし勉強をしないので。

13浪人の間に大学以外の事を考えたこともあったはずですが大した学力がないので2浪の段階で大学に行くのを諦めるべきだったと痛感します。

また受験勉強をちゃんとできない人間が大学に入っても単位や勉強をちゃんとしないといけない縛りに耐えることができる訳がなくて退学ギリギリまで在学して結局退学になるとただでさえ若くないのに余計歳を取って結局高卒だと人生を棒に振ることになります。

浪人するならどんなに長くても2浪まででそれで受からないなら大学に入るのは止めるべきです。

それよりも他にやりたい事を見つけてそれに向かって進んだ方が有意義で楽しい人生を送ることができると思います。