体験談。3ヶ月の勉強期間では実力的にWEB制作会社は無理

301 回閲覧されました
みなさんこんにちは、WEB制作のエンジニアのjonioです。
実務未経験の人は早く働きたいと考えると思います。(私は思っていました)
ネット(Youtube)をやTwitterを見ると「WEB系の仕事で3ヶ月で5万稼ぐのは余裕」と煽る人がぱらぱらいますがこんなのを見ると飛びつきそうになりますが嘘なので騙されてはいけません。
私はやりたい事があって一般企業でコーダーとしてバイトをする為の勉強を2019年の6月から始めたですが習得にかかった時間の説明をします。
勉強はどの位の期間が必要なのかの目安にして貰えると嬉しいです。
仕事が早くできるのは多分コーダーだと思いますが理由も説明します。
今回の解説は私の経験による解説で一般的ではないのでご了承ください。
目次
説明する前に知っておいて欲しい事
勉強にかかった時間を解説する前に色々と知っておいて欲しい事があるのでその説明をします。
この記事の対象となる層
私は39歳から勉強を初めていますがネットを見るとWEB制作の仕事が簡単にできそうに見えるけどそうではないです。
30代以上の人は年齢的に20代よりも転職難易度が遥かに厳しくなるので私の情報が参考になると思います。
私は働いているので勉強のやり方はガチガチではなく仕事の合間や休みの日にしていますので誰でも無理がなく続けることができると思います。
年齢的に制作会社は採用しない
私の体感ですが30歳を超えると未経験の場合、制作会社はまず採用しません。
理由は恐らく20代の人よりも物覚えが悪いのと現場の上司が自分より年上の人に指示を出し辛いのと20代でWEB制作をやりたい人が多いからです。
私が仮にWEB制作会社の代表であったとしても未経験の20代と30代なら絶対に20代を採用しますよ。
だから制作会社で働きたいなら一般企業で働いてからの方が採用される可能性はあります。
ただ女性が多すぎる企業は変な会社の可能性があるから止めた方がいいと思います。
派遣は最後の手段と考えた方がいい
WEB制作の派遣会社って色々ありますが仕事を斡旋するのがWEB制作に関して何も知らないど素人が多いです。
私試しに色んな派遣の会社に応募しましたが全てまともではなかったので派遣で仕事をしたとしてもスキルが上がるかは疑問を感じるので辞めた方がいいです。
それでは勉強期間に関して解説します。
いきなり社員になれない
30代以上なら生活的に社員になりたいと思うのが当たり前だと思います。
でもスキルがないので恐らく無理です。(私は無理でした)
社員・バイト含めて色んな会社に応募したのですがバイトしか採用されませんでした。
実務をして2年位経ってからやっと社員になれましたがバイトだと生活的にリスクが相当あるので副業をしながらバイトを探した方がいいと思います。
3ヶ月でWEB制作の仕事は絶対に無理
ネットで若いエンジニア(特にフリーランス)が煽って大学生とかの若い人に3ヶ月の勉強で5万稼ぐのは余裕と書いてあるのを見た事がありますがほぼ嘘なので騙されてはいけません。
ほぼ嘘というのは才能があるごく一部の人なら可能かもしれませんがほとんどの人にはできないということです、できる人は100人中3人もいないです。
信用できないなら3ヶ月で働こうとすれば分かりますよ。
私は1年以上WEBサイトを作っているから分かりますが3ヶ月の勉強でできることはしれています。
ただ1日15時間位勉強すれば可能かもしれませんがそんな人はほぼいないでしょう。
職種の可能性
私はコーダーがスタートで仕事をしながらデザイナーの勉強もしましたがどんな感じだったかを説明します。
コーダー
私はコーダーからスタートしたのですが3ヶ月勉強して1ページのコーディングをできていたかが怪しいです。
コーダーはデザインカンプを見てコーディングのやり方がすぐに分からないといけないですが3ヶ月では絶対に無理です。
ブロック要素やインライン要素とかその時はよく分かってなかったと思います。
フリーランスや制作会社で働いたとしてもjQueryが使えないといけないですが私はとにかく苦手(多分初めて見る人はみんな同じ感覚になるはず)で嫌でしょうがなかったです。
デザイナー
コーダーとして実務をするようになってからデザインもやりたくてデザイナーの勉強をしたのですが3ヶ月やった位ではオリジナルのデザインカンプは到底作れませんでした。
何を作っても見たことがあるようなデザインしか作れずロゴに関してもオリジナル要素がある物は作れませんでした。
経験がなくてデザインを作り出すための引き出しがないから新しい要素が出てこないのでしょう。
私の場合は半年勉強しても同じ状態だったのでデザインを作るのが嫌になって諦めました。
コーダーの方が早く仕事ができる気がする
自分が仕事をするのを形としてはっきりと見せる事ができるのはコーダーが早い気がします。(コーダーが簡単という意味ではないです。)
見たことがないデザインでもコーディングできればいいですがそのデザインをオリジナルで作るのは相当難しい気がしました。
経験という名の引き出しがないとデザインは無理ですから。
だからコーダーとデザイナーのどっちでもいいから仕事をしたい人はコーダーから始めた方が実務が早くできるのではないかと思います。
WEB制作のスクールの広告は嘘ばかり
スクールも気をつけないといけないです。
YouTubeでも広告がよく流れていて「3ヶ月でプロのエンジニアになれる」、「個人で稼げるエンジニアへ」みたいに言ってますがご〜〜〜く一部ですよ、騙されてはいけません。
スクールで勉強して仕事ができた人の体験談が掲載されている所もありますが大勢いる中のほんの一部の人です。
実は私は独学で始める前にスクールで勉強したのですが1ヶ月半位で辞めました。
自分の勉強のやり方が悪かったのかもしれないですがスクールの質もかなり酷かったです。
スクール卒のデメリット
制作会社のスクール卒への印象ははっきり言って悪いです。
色んな会社でそう言われたからどこの制作会社でも同じことを考えていると思います。
特に30代以上の場合だと風当たりがキツくなる印象です。
何か問題が起きたり知らないアニメーションなど実装する時に自分で解決しないといけないのがWEBの世界ですがスクールは分からない事があったらすぐに教えてくれるのでその能力が上がりません。
現場にいたスクール卒の人
私はWEB制作があるSESの会社で働いていた時がありますがそこにスクールで1年位勉強をしていた30歳位の人(Aさんとします)がいました。
jQueryで何ができるかを聞いたらライブラリでスライダーを設置できると言ってました。
1年勉強してライブラリでスライダーを設置できるだけって相当酷いです。
30社くらい面接を受けてボロカスに言われたって言ってましたがライブラリでスライダーを実装できるだけだとそりゃ言われますよ。
ある時会社で勉強しているのを見ていたのですがスクールの教材で勉強をしていてそれしかやってないと言ってました。
私が所属していたSESの会社ですが詐欺的な事をしていたので倒産しましたがAさんはどの会社からも採用されなくてWEB制作を諦めているでしょう。
HTMLとCSSの勉強にかけた期間
最初Progateっていうプログラミング学習サイトを使って勉強を始めました。
HTMLとCSSというのがありますが「ちょっとだけ慣れたかな?」と思える状態になるのに1ヶ月位はかかっていると思います、この間分からない所はひたすらググって考えて試行錯誤しています。
「こういう並べ方をしたいけどどうググれば見つかるんだろう?」と悩んで1時間以上悩むこともありました。
そしてネットのページを少しは模写ができるようになって「少しは慣れたんじゃないかな」と思える様になるまで3ヶ月はかかっています。
3ヶ月間も「あ〜でもないこうでもない」とひたすら試行錯誤していますが1日中考えることもしばしばありました。
だから3ヶ月でWEB制作の仕事をするのは私は無理でしたが飲み込みが凄くいいよっぽど頭がいい人じゃないと3ヶ月では無理です。
実務をして2ヶ月位経って↓みたいなページを作ることができるようになりましたがまだまだ下手過ぎでしょう。
https://kyohayata.github.io/jin/
一般企業ならPHPは恐らく必要ないからjQueryをできるようにする
勉強しないといけない内容は他にもありjQueryです。
慣れが必要なので0からプログラミングを始めて最初からHTMLとCSSの勉強と並行してするのはすごく大変です。
一般企業の場合既に存在するサイトのページを作るとかなのでPHPは必要ないと思います。(私は必要な会社を見た事がありません)
求人に「SQLの知識がある方歓迎」とか「開発経験がある方優遇」とか書いてある場合がありますが開発者募集以外は他社の求人をコピーしている可能性があります。(私は面接でそんな会社しか見ていません)
だからHTML、CSS、jQueryをしっかりと勉強しましょう。
jQueryは何をできるようにするか
ハンバーガーメニュー・ページ内リンク(スムーズスクロール)・ライブラリを使ったスライダー・画面をスクロールした時の上下左右からのフェードイン位がコピペでいいからできるようになればいいです。
仮に3ヶ月でできたとしてもバイトも落ちまくる
ここまでを仮に3ヶ月で習得できたとしましょう、この状態でバイトをしようと思ってバイトを探しても恐らく採用されません。
Twitterでもこんな感じのツイートを見ます。
https://twitter.com/kamihiro_code/status/1159402504460705792
私はこれでバイトをできると思っていたのですがインディードで必要なスキルを見て焦りました。
illustratorとphotoshopがほぼ必須
私は運よく採用されましたがバイトの募集項目にphotoshopとillustratorの記載があるはずです。
「ある事が望ましい」と書かれていても必須と考えた方がいいよくて何も書かれてなくても面接で使えるかを聞かれる可能性が高いです。
私が面接を受けた時にphotoshopとillustratorの記載がない所でしたけど面接で聞かれました。
「えっ、使えないといけないの?」と思い相当焦ったのを覚えています。
photoshopとillustratorは慣れるのに少し時間がかかる。
photoshopとillustratorは例えがいいか分かりませんがゲームの様に慣れないと使いこなせません。
ゲームはやればやる程上手くなりますよね、これが必要なんです。
両方を使える様にするのに恐らく2ヶ月はかかると思います。
photoshopとillustratorはudemyで勉強しましたがudemyはハズレ講座が割とあるので注意しましょう。
私は↓の講座で勉強しましたが当たりでした。
焦って勉強すると挫折するから時間をかけた方がいい
私は3ヶ月で仕事ができると思わない方がいいと思います。
勉強し過ぎて嫌になります、挫折する人が割といるみたいですが短期間でできると思っているからではないでしょうか。
そういう情報を発信する側に問題があるのですが。
私はたまたま半年勉強した時点で応募して採用されましたができる事はHTMLのコーディングとちょっとjQueryを使う程度でした。
多分半年が最低ラインだと思います。
絶対にポートフォリオは作る
私が実務をしている会社で聞いてびっくりしたのですが未経験の応募者で8割近くはポートフォリオを提出せず応募するみたいです。
ポートフォリオがないと絶対に相手にされないので必ず作りましょう。
↓はポートフォリオを作った時の私の失敗談です。
インフルエンサーの発言を簡単に信じてはいけない
若い人はYouTubeとかで有名な人が発言をすると信じ込む傾向にありますが有名な人の発言であろうと間違った事を平気で言う人もいるので注意しましょう。
多分すごーく有名な人で「こいつが言ってることは怪しい」と思う人がいます。
「この人が言ってる事は本当に正しいのか?」と考える癖を付けないと情報に操作されていい様に利用される人間になりかねないです。
特に「すぐできるようになる」みたいな内容は気をつけましょう。
何でもかんでも信じるのではなく間違っているかもしれないと思って行動に移る前に一度調べましょう。
Twitterを見ると「情報操作をしてる?」と思えるツイートがあります。
WEB制作の将来性
私は40歳から実務を始めましたが30代以上だとその仕事をして先の人生を考えるはずです。
ネットを見るとWEB制作は将来性がある・ないで色んな記事がありますがはっきり言ってないです。
私が今まで働いた会社は倒産したりもう潰れそうな所を色々と見ています。
だからコーダーでWEB制作をするなら将来的にエンジニアに移動を考えた方がいいのではないかと思います。
この記事を書いているのが2022年ですがあと10年後はサイト作成しかしないかなりの数の制作会社はなくなっていると思います。