完全版。聖マリアンナ医科大学医学部の数学の対策方法を解説

完全版。聖マリアンナ医科大学医学部の数学の対策方法を解説

817 回閲覧されました

みなさんこんにちは、元予備校講師です。

医学部受験予備校に行ってなかったら表向きの情報しかネットにはないので自分では対策のしようがないですよね。

行ってても情報を教えてくれない先生もいますが。

情報は少しでも多い方がいいので聖マリアンナ医科大学の対策方法の私なりの説明をします。

この記事を見ることで医学部受験予備校に行かなくてよく他のサイトで聖マリアンナ医科大学の対策を調べなくてもいいように私なりに細かく内容を書きます。

私は講師を辞めましたが講師をしていた時に授業で生徒に伝えていた対策方法を解説します。

2012年〜2019年の問題を見て対策方法を説明しています。

 

聖マリアンナ医科大学の問題構成

  • 満点:100点
  • 大問数:4題
  • 試験時間:90分
  • 解答方法:答えだけを書く問題と記述
  • 大問に対する問題数:変動
  • 全科目に基準点(最低取らないといけない点数)がある

 

問題の特徴

毎年記述が1題ありほとんどの年度で証明が入っています。(2014年、2015年はない)

難易度にブレがなく標準的な問題が出題されます。

黄色チャートなら星4(一部解けなくてもいい問題がある)までバッチリ解ければ問題なく合格点が取れます。

解き方が決まっている問題も出題されているので黄色チャートで併せておさえるといいです。

使う問題集は黄色チャートじゃなくても大丈夫です。

 

2019年の問題の難易度の分析

大問1

小問集合です。

簡単なので全部解いた方がいいです。

 

大問2

数学Ⅲの微分がメインの問題が出題されています。

簡単なので全部解いた方がいいです。

 

大問3

二次曲線が出題されています。

(3)が時間的に解かなくても問題ないと思います、難しいと思います。

 

大問4

数学的帰納法がメインの問題が出題されています。

(3)が難しいです。

数学的帰納法の仮定ですがnがk以下の時に仮定する(全段仮定と言われています)問題で大阪医科大学とかに出そうな感じのものです。

医学部じゃない国立なら難関大学で出題されています。

イメージが湧かないと思うので画像を掲載します。

こんな問題です、数学的帰納法の仕組みを理解していて解いたことがあれば解ける問題です。

 

総評価

大問3(3)と大問4(3)が難しいですが解かなくても合格点は取れると思います。

2012年〜2019年で記述が2題出たのは始めてですが難易度は例年通りだと思います。

基準点が全科目にあるので1科目でも極端に点数が低いと落ちます。

 

得点率

得点率は非公開です。

難易度にブレがないので毎年同じ位の得点率で合格できると思いますが数学は70%位取れれば大丈夫だと思います。

 

浪人に寛容か?

寛容です。

見た感じ訳がわからない問題を出題が出ないので多浪の方にはお勧めですがギリギリ合格点では落ちると思います。

 

どの順番に問題を解くかと時間配分

塾や予備校に行ってない高校生や集団授業を受けている浪人生は問題を解く時に最初から解いてないでしょうか?

もししてたらよくないやり方です。

理由は入試の問題でよく知られている解き方だけど試験時間的に解かない方がよかったりやたら複雑な問題は捨てないと試験時間内に合格点を取れなくなるからです。

最初から捨てる問題の時もあります。

最初から解いていきなり捨てる問題だったら解くのが大変だったり解けなくて凄く焦るはずです。

その状態で問題を解けても解けなくてももやもやした状態で次の問題を解いて冷静な状態で解けるでしょうか?

恐らく無理でしょう、、

だから問題を解くときは↓としましょう。

自分にとって解きやすいかもと思う問題から解くといいです。

そうすると気持ちが落ち着いて問題を解くことができて試験時間が終わり合格点を取ることができることができるかもしれません。

私が最初に解かない方がいいと思う分野は整数問題、図形問題、確率、場合の数、データの分析などの思いつかないと解けない分野です。

理由は試験の開始直後は緊張しているので思いつかないかもしれないからです。

大問1は小問集合なので分からないと思ったら迷わず捨てましょう

大問2、3、4は例えば大問2で(1)〜(4)まであったら(4)はひとまず解かず別の大問の(1)を解きましょう。

理由は(1)の方が(4)より簡単で得点率を上げるためです。

ちなみに見直しの時間はないです。

 

大学の過去問を使って問題の解き方の練習をしないといけない

捨てる問題を見極める練習や解答の書き方の練習は過去問を使ってすれば実戦形式なので効果的です。

捨てる問題を見極めるのはどの大学も共通で解答を省くのは記述の大学で有効です。

以下の大学の過去問を使って練習するのをお勧めします。

問題が変に難しすぎる大学は省きます。

聖マリアンナ医科大学は記述もあるので記述が出題される大学も含んでいます、対策の記事のリンクもありますのでよかったらご覧ください。

  • 福岡大学
  • 埼玉医科大学
  • 聖マリアンナ医科大学
  • 金沢医科大学
  • 久留米大学(2014年は解答不能問題があるので解かなくていい、2013年以前は難しすぎる問題の年度があるので解かない方がいい)
  • 愛知医科大学(2017年〜2019年が難易度的に適している)
  • 岩手医科大学
  • 帝京大学
    です。

過去問を解く時は必ず時間を測って記述の問題を解く時は計算用紙に計算して解答用紙に簡潔に解答を書くようにしましょう。

練習している時に合格最低点の%を取れなくても本番では自分に合った問題が出題されて合格最低点を超える人もいますので諦めずに勉強しましょう。