ほぼ未経験で採用されたWEB制作会社を1日でクビになった話

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みなさんこんにちは、WEB制作のエンジニアのjonioです。
私が初めて実務をしたのは一般企業で週に2日働くのを約10ヶ月した後コーディングの経験がかなり経験が浅い状態で制作会社にコーダーとしてバイトで採用されましたがたったの1日でクビになりました。
あまりにすぐにクビになったので社名を覚えてなくて履歴書に書きようがなくて面接で聞かれたらこんなことがありましたと口で説明しています。
その会社をクビになって1年半以上経ちますが面接から採用までの流れと初日に何が起きたかを説明します。
最後に私から未経験の人へのメッセージがあるのでこの記事を最後まで読んでもらえたら幸いです。
それでは説明します。
面接時
代表とデザイナーが面接をしたのですがめちゃくちゃ感じがよかったです。
何で WEB制作の仕事に転職しようと思ったのか、趣味は何か、前職種を年々していたかを質問されました。
WEBの仕事の話よりも私の事に関する話が多かったと思います。
前職種が医学部受験の予備校講師だったのですがどんな授業のやり方をしていたか、授業に対してどう考えているかを話しましたがこの話の内容でWEBの仕事の適性を見ていた可能性があります。
圧迫面接や失礼な面接のやり方の制作会社が多いのにまともな会社だと思いました。
ただ技術者(コーダーやエンジニア)が同席せずスキルに関する質問をされませんでした。
その後色々面接を受けますが技術者が同席しない(もしくは会社に在籍していない)会社はWEB制作の会社でも知識がなくて働いてからめちゃくちゃな事をされる可能性が高いと思いました。
だから技術者が同席しない面接は辞退した方が無難です。
面接の最後に適正試験がありました。
適正試験は100問あって4択の選択肢を回答していく内容でした。
適性試験って何のためにあるか分かりますか?
仕事が始まるまでに代表からの連絡のメールの内容から会社をすぐ辞めないか、会社に対する忠誠心みたいな物を見ているんだと思います。
私の感覚ですがブラックな働き方をさせない・作業みたいな仕事をさせない・会社の人間関係がいい会社なら従業員は辞めないと思います。
それを分かってないから適正試験で振り分けをするのだと思いますが適正試験をする所は変な会社の可能性があるので辞退した方が無難だと思います。
採用から仕事までの連絡
面接で代表から「他の人の面接があるので1週間後に連絡をします」と言われましたが返事がなくて落ちたと思っていたら2週間後に採用の連絡が来ました。
1週間後に連絡すると言って9日後に連絡をするとかならまだしも2週間は遅すぎます。
連絡が遅い会社は会社がちゃんと機能していない可能性があるので警戒した方がいいです。
会社からの連絡がない間「会社の口コミを見るのを見忘れたから見よう」と思い見たら口コミが悪い、、
「面接で代表からの話を聞いていい会社なのかと思ったけど働いたら違うことが分かった」、「コーダー・エンジニアは残業が多すぎる」みたいな内容しかありません。
「変な会社の面接を受けた」と思っていたら面接にいたデザイナーから採用と連絡がありその後に代表から連絡がありました。
代表の連絡は↓です。
この内容を見て「へ〜自分で何もかもできないといけないと思っていたけど質問していいんだ〜」と思いました。
そして仕事の日を迎えました。
仕事開始の日
仕事の日に会社に早く行きました。
勤務開始は10:00だったけど9:10位に行って会社近くまで着いたらパソコンのキーボードを叩く音が「カタカタカタ・・・」って聞こえてきます。
「もう誰かが仕事してるの?」と思ったらコーダーとエンジニアが仕事をしていました。
「残業が多いから朝早くから仕事しているのか」と怪しい会社の気がしてきました。
そして続々と社員が来ましたが面接の時にめちゃくちゃ感じがよかったデザイナーの雰囲気が全く違って「話かけないで」って空気を放っていて「働いてはいけない会社に来てしまった」と後悔しました。
自己紹介
自分の自己紹介と会社の人の自己紹介をしました。
その会社はエンジニア1人とコーダー1人とデザイナーが4人とディレクターが2人と社長でした。
20代真ん中位のエンジニアが「僕が在籍期間が一番長い」と言ってたのですが多分3年位働いている感じでした。
ディレクターの1人は働いてまだ1ヶ月位と言っていました。
この会社は2007年にできた会社で15年位経っているのに一番長い在籍期間で3年位なので離職率が高すぎる会社だと思いました。
「会社の口コミ通りは間違っていない、私はこの会社で耐えることができるのかな〜」と不安になりました。
契約内容が怪しい
仕事の前に契約書にサインをしたのですが残業があるのはいいけど残業代が付くのは1時間半までと記載がありました。
「バイトなのに残業代を1時間半しか付けないのは違法だけど」と思ってこれが頭から離れませんでした。
ブチ切れるコーダー
仕事が始まって最初にFLOCSSが登場して私は何の事か分かりませんでした。
「社長は分からない部分があったら調べるんじゃなくて質問していいと言ってたから質問しよう」と思いました。
コーダーはFLOCSSは丁寧に答えてくれました。
そこまでは良かったのですがコーディングをしていて分からない部分があったから質問したらなぜか怒っていました。
「言い方は普通だったのに何で怒るんだろう」と思って「すいません」と謝ったのですがまた分からない所があって質問しないと先に進める事ができなくなったので仕方なく質問したら社長が目の前にいるのにキレてエンジニアを呼んでその人が質問に答えてくれました。
「社長が仕事前に言ってた事が全く違う」と思って頭に来たので「もう知らん」と思って完全に我流のやり方で進めました。
そして仕事後に社長にメールでコーダーが切れることを伝えてどうすればいいかを質問しました。
採用は見送り
メールの内容を残し忘れたのですが「コーダーに伝えて態度を修正させる時間が無駄なのでやっぱり採用は見送ります」みたいな返事が帰ってきました。
仕事前に送ってきたメールの内容は嘘だったみたいです。
長期的に見て採用したと言ったにも関わらずすぐ切り捨てるから最初からコマとしか考えてなかったのでしょう。
本当に長期的に見ているなら私が辞めない様に絶対にコーダーに行って態度を改めさせます。
頻繁に求人を出している
時々求人を見ているのですがその度にこの会社は求人を出していました。
採用してもすぐ辞めるか会社の口コミが悪いから応募する人がいないのでしょう。
未経験の人へのメッセージ
WEB制作の会社はブラックが多すぎるというのをネットで見ていましたが本当だと思いました。
未経験の人は実感がないかもしれませんがWEB制作って採用されるまでのスキルが異常に高いです。
特に30歳以上だと応募すれば分かりますが書類選考でとにかく落ちて40社とか普通に落ちます。
やっとの思いで採用されたのにすぐクビになると死ぬほど焦るはずです。(私は相当焦りました)
今はシステムもある制作会社に所属していてちゃんとした制作会社だと思いますがそんな会社に出会うかは運であまりにもリスクが高いので仕事内容的によっぽどやりたい人以外は30歳を越えて未経験からWEB制作の仕事をするのは絶対に勧めません。