医師は高収入だから経済的に無理して私立医学部に行くのは間違い

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みなさんこんにちは、jonioです。
「医師って収入がよさそうだから医学部を受けようかな。でも万が一落ちたら浪人で医学部受験予備校は学費がすごいって聞くけど。でも医師になったらお金を返せそう。」というのを生徒からよく聞きますがもうかるという考え方は間違っていると思います。
親が病院をしていて継がないといけなかったりどうしても医師になりたいという素晴らしい心の人はぜひなって欲しいです。
そういう人が医師になるのは問題ないのですが何となく医師は給料がいいから私立でもいいので医学部に行こうと思う人はあとで後悔することになるので絶対やめた方がいいです。
なぜ止めたほうがいいかの説明をしますので医師になるまでにかかる費用と医師になってからの収入について知らない人にこの記事を見て欲しいです。
今の医師の状況を知らないで医学部に入ってしまうと卒業してからとんでもない人生が待っています。
私の感じでは親が医師ではない生徒はほとんどの人が知りません、儲かるという先入観が異常にあります。
それでは説明しますが今回の話は親が医師である生徒の話も混ざっているので私の独断ではありません。
目次
私立医学部の入試問題は異常なまでに難しい
現在医学部が人気ですが人気の理由として給料が高いことだと思います。
国立だと試験科目が多くてきついけど私立なら英、数、理科の4科目なのでなんとかなると思う人がいるのですが大きな間違いです。
見えない力
20年くらい前なら私立はどこも簡単でしたが今は国立に負けないくらい難しくて地方国立の医学部より難しい所が普通にあります。
問題が難しいだけならいいんです、勉強すればその内どうにかなります。
でもそれ以上にキツいことがあります。
去年問題になりましたが大学の不正があったり浪人すると不利になったり見えない力が働くので実力があっても受からないことがよくあります。
不〇があっているのを生徒から聞いています。
今はどうか分かりませんが数年前に生徒から話を聞いた時は「開業医で〜万円あればラッキーみたいな」感じのことを聞きました。
それを聞いて「酷いな〜、ないな〜」って思いました。
「でも浪人して勉強すればその内受かるかも」と思う人もいるかもしれないですがリスクがあるのでその説明をします。
医学部受験予備校や私立医学部は授業料が異常に高い
医学部受験予備校は医学部専門じゃない予備校と比べて授業料が異常です。
1年で1千万近くかかる所もあります、2年になったら2千万になります。(こんなに高額なのに金額に見合ってない授業をする所が予備校によってはあります)
「じゃあ大手の予備校に行けば安心じゃ?」って思うけどそれは危険
じゃあ授業料が下がる大手の予備校に行けばいいでしょと思うかもしれませんが大手の授業だと私立医学部に対応できません。
私立医学部は国立の記述対策の勉強をするだけでは対応できないからです。
大学によって問題の癖が細かく違うので少人数か個別授業じゃないと対応できません。
医学部受験予備校で大人数授業をする所はほとんどないです。
だから少人数授業か個別授業の医学部受験予備校に行かないといけなくなります。
面接対策をしない大手予備校もある
それとある大手の予備校のある校舎では面接対策をせずDVDを見せられただけだったというのを過去の生徒から聞いています。
面接対策をせずに受験するのは外が吹雪なのに防寒を全くせずに歩くのと同じです。
その内凍死するかもしれないですよね?それと同じで受験が完全に失敗します。
大学に現役生で入れても大学を卒業するまでにかかるお金が3000万円とかするのですが高すぎです。
予備校や大学でお金がかかっても大学を卒業してから収入で返せばいいと思う人もいるかもしれないですがそう上手く行かないことの説明をします。
医師は給料が高く見えるが時給にすれば学生のバイトの方が高い
私の生徒の中に医師は楽して稼げるって言う人が時々いますが大きな間違いです、凄く大変で仕事量の割に給料が低いです。
以前いた生徒で「医師は注射するだけで大儲け」みたいに言うバカがいましたがびっくり発言でした、親が医師でしたが何も教えてもらえなかったのでしょう。
まともな医学部受験予備校の責任者の方と話をしたことがありますがある大学の医師は重労働で月給60万とからしいです。
金額だけ見たら高いですが働く時間が桁違いに多いので時給にしたら学生のバイトの方がいいそうです。
保護者が医師の生徒さんが自分の親の給料の話をしてくれたのですが病院の副院長でバイトもして月に100万いかない位だそうです。
現実を知って医師になるのを辞める人がいる
大学に入るのに相当苦労して大学に入って国家試験に突破するのに凄く苦労して大学を卒業して研修医の段階で医師になるのを辞める人がいるそうです。
研修医は給料が酷いのと睡眠時間的にもううんざりになるのかもしれません。
医師の給料の低さを知って幻滅して辞めていく人も中にはいると思います。
医師になるのを辞めたら一般家庭の生徒は今までかかったお金はどうするんだろう?ってなりますね。
大学卒業するまでにかかったお金が3000万円として返済にかかる期間を計算します。
月給60万はそのまま支給されないですが支給されたとして60万全部を借金の返済に当てて年間720万返せます。
そうするとざっくり計算して4年かかりますが給料全部を借金の返済に当てる人はいるはずないし毎月10万とかだと思います。
そうすると年間120万返済になり25年はかかることになります。
過去の生徒の発言
以前親が大きな病院の院長の子供が生徒にいて「今はそんなに儲からないから私立に行くけど親に大学のお金を返すのに何十年かかけます」と言ってました。
医師の子供で時間がかかるので一般家庭の生徒だったら余計時間がかかるはずなので本気でなければ私立医学部に行くのは勧めません。
医師になるのを勧めない理由が他にもあるので見て欲しいです。
私の中ではこれが医師を勧めない決定的理由です。
毎年医師になりたい人がいっぱいいるから今後医師が飽和する
それと親が医師の生徒さんから聞いた話ですが経営難で潰れる病院が出るかつ今後医師が飽和していくらしいです。
生徒が小論文の先生から聞いた内容を教えてくれたのですが現在の歯科医の平均収入が450万円位らしいです。
今から20年後には医師の収入もそうなるらしいです。
医師が多すぎて単純に仕事がなくなるからです。
だから医師になるために必死に勉強して大学に入っても安心ではありません。
生徒から聞いたのですが卒業試験が大学受験以上に大変らしく死ぬ気で勉強しないと試験に通らないらしいです。
これで卒業して仕事がいっぱいできる経験値を積んだら仕事がありませんの状態になるのはあまりに悲惨です。
医師を辞めたらプライドが邪魔してそこから他の仕事をすることはできないと思うので人生が悲惨になります。
だから大学受験の予備校講師と似てくると思うのですが他の病院では受けることができない診療方法などで差別化ができないといけなくなります。
だから医師になっても廃業になるかもしれなくうかうかしてられないし大学生の時から仕事がなくなった時のことを考えて自分から行動しないといけません。
現実としては何も考えない大学生がほとんどだと思いますが。
何となく医学部に行くなら最初から他の学部に行った方がいい
苦労して受験を乗り越えて国家試験に受かり凄く大変な研修医を終えて医師になったのはいいけど仕事が全然ない状況になったら医師になった意味がなくなります。
一般家庭の場合残るのは大学を卒業するまでにかかった借金だけです。
だったら最初から医師になるために医学部を受けるのではなく他のやりたいことを見つけてそれに向けて勉強を頑張った方がずっといいと思います。
大学に入る労力やお金がずっと低くてすむし大学でちゃんと勉強すれば卒業が収入が不安定にならないと思います。
コロナウイルスが大きな問題になっているが今後これ以上のウイルスが出る可能性がある
現在コロナウイルスが世界規模の問題になっていて医師が患者から白い目で見られている状況です。
技術が発展している現代だとコロナウイルス以上に危険なウイルスがあるはずです。
おおげさな言い方ですがバイオハザードのTウイルスやGウイルスみたいにヤバい物もあるかもしれません。
こういう物に感染する危険性がある仕事をお金が儲かるからしたいという人にできる訳がないです。
医師はすごく大変な仕事なのでもうかるとかいう中途半端な気持ちでなるのは止めましょう。
医師はもうかると思うのは間違った考え方です。
仕事を選ぶのにもうかるで選ぶのがそもそも間違いですが。